【ゆっくり話しましょう!耳の遠いご家族との接し方】

こんにちは、補聴器センターめいりょうグループです。

一生懸命話しかけてみても、何度も聞き返されたり、聞き間違いをされたり…なかなか上手く聞きとってもらえない。
そんなもどかしい思いを抱えている人は、たくさんいらっしゃるのではないかと思います。
一体どうすれば耳の遠い家族と上手くコミュニケーションをとることができるのでしょうか?

まず大切なのは、耳が遠いとはどういう状況なのかを知ることです。
実は、高齢者の難聴の多くは感音難聴で、主に音を感知する有毛細胞が年齢とともに減少することで起こります。
その結果、脳へ届けられる音の情報が少なくなり、音の微妙な違いや言葉の内容を聞き分けることが困難になります。

聞こえないのは、単に聞こえる音のボリュームが下がっているだけだと思い、大きな声で話そうとしていませんか?
補聴器をつけられている場合でも、すべての音の情報を正確に脳に伝えられているわけではないので、「ゆっくり」「はっきり」「正面から」を心がけて話すようにしてください。
それでも聞き間違えを完全になくすことは難しいので、大事な用件は紙に書くなど、視覚情報と合わせて伝えるようにするのも有効な方法です。

「老い」はいつか自分も経験すること。
だからこそ、イライラしたりせず、相手の状況をよく理解し、大きな心で接するようにしてみてください。
そうすれば今よりももっと家族との会話が楽しいものになるでしょう

お問い合わせ
お問い合わせ