[補聴器の選び方]難聴とダイナミックレンジ

● ダイナミックレンジとは

聞き取れ る最も小さい音の大きさを「最小可聴閾値」と呼びます。これより小さい音は聞こえません。
また、快適に聞き取れる最も大きい音の大きさを「最大快聴閾値」と呼びます。これより大きい音はうるさく感じます。

それぞれ 個人差があり、最小可聴閾値〜最大快聴閾値をダイナミックレンジと呼びます。

●感音難聴のダイナミックレ ンジ

難聴にな ると最小可聴閾値が上昇しますが、感音難聴の特徴として最大快聴閾値が下降することがあります。
つまり、大きい音でないと聞こえないが、健聴者にとってはそれほどうるさくない程度の音でもうるさく感じる、ということになり、ダイナミックレンジはかな り狭くなります。

そのた め、感音難聴・混合難聴の方に補聴器を合わせる場合、小さい音は大きく増幅し、大きめの音はあまり増幅しないように、極端に大きい音は逆に小さくなるよう にすることが望ましいです。
このような増幅方式をワイドダイナミックレンジコンプレッションと呼びます。

ダイナミックレンジ

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