【動画】「聞こえ」の曖昧さの正体?感音性難聴と時間分解能の話
「音は聞こえているけれど、言葉がはっきりと聞き取れない」「早口で話されると、内容がぐちゃぐちゃになってしまう」といった経験はありませんか?
感音性難聴には、単に音が小さく聞こえるだけでなく、音を分析する力が低下するという大きな特徴があります。以前の動画では「周波数分解能(音の高さを見分ける力)」についてお話ししましたが、今回はもう一つの重要なポイントである「時間分解能」について解説します。
時間分解能の低下で何が起きる?
時間分解能とは、ごく短い時間の音の変化を感じ取る能力のことです。健聴な方であれば数ミリ秒(1000分の数秒)単位の音の切れ目を感じ取れますが、難聴になるとこの精度が落ちてしまいます。
- 言葉の明瞭度が落ちる: 音と音の境目が曖昧になり、言葉が繋がって聞こえてしまいます。
- 方向感が分かりにくくなる: 私たちは左右の耳に届くごくわずかな時間差で音の方向を判断しているため、この能力が落ちると音がどこから鳴っているのか掴みにくくなります。
- 騒がしい場所が苦手になる: 必要な音と雑音の聞き分けが難しくなり、SN比(信号と雑音の比率)が悪化すると極端に聞き取りづらくなります。
動画内では、なぜこのような現象が起きるのか、耳の奥にある細胞や神経の「同期性」という視点から詳しくお話ししています。また、ユーザーである戸田さんの実体験を交え、「離れた場所からの声がなぜ聞き取りにくいのか」といった日常的な疑問についても考察しています。
補聴器だけでは補いきれない「時間分解能」の問題。だからこそ、会話の際は近くで話す、手元スピーカーを活用するといった「環境の工夫」がとても大切になります。
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