【動画】Q&A 補聴器は着けるとすぐに使いこなせるようになりますか?

久々に動画をアップいたしました!

過去に掲載した記事も基に動画化いたしました。
内容は結構ずれてしまっていますが、過去の記事内容は以下に再掲いたします。

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「補聴器を使ってみたけれど、聞こえるようにならない」
そうおしゃって補聴器をやめてしまう方がおられます。
実は、たくさんの方が、補聴器はつければすぐに聞こえるようになると思いがちなのですが、それは大きな間違いです。
補聴器を使いこなせるようになるには、ある一定の期間、補聴器の調整を繰り返しながら、耳と脳をトレーニングする必要があるのです。
それは一体なぜなのでしょうか?
●ずっと聞こえていない=言葉を理解する脳の機能が衰えている
実は音を聞くのは耳ですが、言葉を理解するのは脳の役割です。難聴になると、脳に十分な音の情報が入ってこないため、脳が活性化されずその機能も衰えた状態になっています。
つまり聞こえない状態になれてしまっていると、急に音が入ってきてもそれを言葉として理解することが難しく、本来は最適であるはずの音量をうるさく感じてしまうことがあります。
そのため、補聴器を着け始めたばかりの時期は、まず小さめの音で調整し、徐々に音量を上げて補聴器の音に慣れていくようにします。
装用する時間も、最初は短い時間から始め、段階を経て慣れていくことが大切です。
補聴器に慣れるまでの期間は、難聴の程度やどれぐらい聞こえない状態が続いていたかによって異なりますが、ある程度トレーニングが必要であることを覚えておきましょう。
●家族や周囲のサポートは不可欠!
補聴器を使いこなせるようになるまでには、家族や周囲のサポートは欠かせません。
今までつけたこともない機器を身に着けるのはかなりの労力と気力を要します。
また今まで聞こえなかった音が急に聞こえるようになることで、疲れを感じることもあるでしょう。
たとえ本人が着けるのを嫌がったとしても、「どうして補聴器を着けないの?」と責めるのは、逆効果です。慣れるまでに時間がかかることを理解し、日々励ましながら本人のやる気を引き出してあげましょう。
ただし、健聴者と同じように聞こえるわけではないので、その点を考慮し、「ゆっくりはっきり正面から話してあげる」などの配慮も必要になります。
補聴器は、一定期間継続して使用し、脳に刺激を与え続けると、聞こえが改善することもあります。
すぐに聞こえるようにならないからと、途中であきらめず、時間をかけてゆっくり補聴器に慣れていくようにしましょう。

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