【難聴コラム 赤ちゃんはいつから補聴器を装用できる? 子どもに合った補聴器とは?】

こんにちは、補聴器センターめいりょうグループです。
難聴が発見されたお子さんには、できるだけ早く聴力を補い、本人の聞こえの状態や成長に合わせた対応をしていくことが大切です。
そんな中、補聴器は、聞こえを補うためのツールの一つとなっており、薬や手術で難聴の症状が改善できない場合は、補聴器の装用を推奨されることがあります。
しかし、子どもはいつから補聴器を装用できるのでしょうか?どんな補聴器が適しているのでしょうか?
今回は乳幼児期の補聴器装用についてお話します。
●赤ちゃんと補聴器 装用の時期と時間
現在は、テクノロジーの発達により、生後数週間から数カ月の赤ちゃんでも補聴器の装用が可能となっています。
補聴器が推奨される場合は、言語やコミュニケーション能力の発達のために、できるだけ早い段階で補聴器を装用することが大切になります。
というのも、人間は、生まれた瞬間から言葉を習得していくため、赤ちゃんは常に音に触れている必要があるからです。
そのため、赤ちゃんであっても補聴器は、起きている間ずっと装用するのが基本となっています。
●子どもに適した補聴器とは?
赤ちゃんや子どもは、耳にかけて使うタイプの耳かけ型補聴器が一般的となっています。
補聴器を胸のポケットに入れイヤホンを耳に入れるポケット型の場合は、補聴器を入れる場所が必要になりますし、基本的に耳の穴に合わせてオーダーメイドでつくる耳あな型の場合は、成長によって形が変わる子どもの耳に合わせて、補聴器を何度もつくりかえなければならず、経済的な負担が大きくなります。
また最近は技術の進歩により、補聴器はかなり小さくなっています。
大人の場合は、目立たないことが利点になりますが、乳幼児は誤って口に入れ、飲み込む危険性が大きくなります。
そうした理由から、幼少児のお子さんには耳かけ型補聴器を選ぶのが適切とされています。
現在、耳かけ型補聴器には、電池の誤飲防止のために、チャイルドロック式の電池ホルダーがあるほか、イヤーフックにも安心安全のための機能が備わっているものがあります。
お子さんのために、どんな補聴器を選ぶべきかお悩みの場合は、一度補聴器センターめいりょうまでご相談いただければと思います。
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