【補聴器エピソード 補聴器を片耳で使っていたけれど…】

私たちは、補聴器専門店のスタッフとして、常にお客様のより良い聞こえを追求しています。
私たちがお仕事をしている中で、何よりうれしい瞬間は、今まで聞こえないとおっしゃっていたお客様が補聴器をつけて聞こえを取り戻された瞬間に立ち会えたとき。
日々の接客の中で、思わずスタッフも驚いた、感動した…などのエピソードをご紹介いたします。
補聴器を着けると、ちょっとした音をうるさく感じたりすることがあります。
それもそのはず。音を聞いてこなかったということは、音を聞く耳だけでなく、音を認識して言葉を理解する役割を担っている脳の機能も低下した状態にあるということ。
最初は、補聴器を通して入ってくる音をうるさく感じたり、違和感を覚えたりするのは、よくある話なのです。
そんなこともあって、当店に来られるお客様の中には、片耳で補聴器を使う方もおられます。
ある方は、補聴器を両耳につけた瞬間に「響く感じがする」と話され、長い間片耳にのみ補聴器を着けて生活をされていました。
「音がうるさいわけじゃないけれど、響く感じがする、両耳は無理やな…」というのが、つけた瞬間の感想でした。
こうした感覚は、珍しいことではなく、ここから調整を繰り返して、徐々に補聴器に慣れていくことで、違和感が薄れてきます。
そして基本的に補聴器は、左右の聴力にあまり差がない場合は、両耳に装用するのがベスト!
やはり左右で聞いた方がしっかり音が聞き取れる上、音の方向感や距離感もつかみやすくなります。
特に静かな場所では気にならなくても、騒音下では、聞き取りに大きな差が出ます。
また右耳からの音は左脳へ、左耳からの音は右脳へ働きかけると言われているため、どちらかだけに補聴器となると、脳は一部分しか活性化されないことになります。
そんなことから片耳だけに補聴器を着けていたその方にも、事あるごとに「両耳で試してみましょうか!」と声をかけていました。
するとある日驚きの出来事が…。補聴器を両耳につけたお客様が、「あれ?両耳につけると、こんなに聞こえるものなの?」と話されるではありませんか!
逆にこちらがびっくりしてしまいましたが、「両耳で良く聞こえる」という言葉を聞き、ものすごく感激したのを覚えています。
他にも、はじめは両耳で使っていたけれど、なんとなく聞きづらいからと片耳のみで補聴器を使うようになり、その後しばらく時がたって改めて両耳で試すと、「あれ?聞こえる…」と同じように驚かれていた方がおられました。
補聴器への慣れだったり、体調の変化だったり、いろんな理由がそこにはあるのだと思いますが、やはり補聴器は正しい形で使ってこそ、効果を発揮するもの。
最初は片耳からスタートされた方も、時間を置いてからもう一度、両耳でも試してみることをおすすめします。
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