【補聴器を使いこなせるようになるには家族の励ましが必要!】

こんにちは、補聴器センターめいりょうグループです。

補聴器は購入したらすぐ使えるようになって、周囲の会話にも参加できる。
残念ながら、それは必ずしも正解ではありません。

実は、今までつけたこともない器具を身に着けるというのは、かなりの労力を要すること。
環境が大きく変わると言っても過言ではありません。
しばらく聞き取れなかった音が急に聞こえるようになるのは、うれしい反面、少なからず疲れも出てきます。
だから購入してすぐに1日中、身につけて生活するというのはなかなか難しいことです。

また「音が聞こえる=言葉が理解できる」と思われがちですが、言葉は耳ではなく脳で分析されるもの。
しばらく聞いていなかった音を言葉として理解できるようになるには、ある程度の時間がかかる場合もあります。

だから家族の方はしばらくの間、温かく見守ってあげることが大切です。
「せっかく補聴器を買ったのにどうしてつけないの!」なんて叱るのは逆効果。
本人がつけるのを嫌がったら、そっとしておいてあげるのも一つの手かもしれません。
その際は後日様子を見て、「今日は少しだけつけてみない?」と声をかけ、励ましながら本人のやる気を引き出してあげましょう。
決して焦らず、長い時間をかけて少しずつ慣らしていくというスタンスがちょうどいいかと思います。

また補聴器は本人が慣れるまで、管理も一緒にしてあげてくださいね。
「音が出なくなった」と言って持ってこられるお客様の中には、電池が切れていただけだったなんていうケースも…。
無意識に補聴器を外して、あとでどこにおいたかわからなくなって探し回るといった話もよく耳にします。
とにかく本人が補聴器を使いこなし、きっちり管理ができるようになるまで、気長に寄り添ってサポートしてあげましょう。

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