【子どもの難聴は早期発見がとても重要です!】

こんにちは、補聴器センターめいりょうグループです。

難聴は、音を聞いたり、音を区別したりする能力が低下している状態を指します。
どちらかといえば、加齢とともに進行していくイメージがありますが、実は生まれたときから難聴であるというケースも少なくありません。
そこで今回は子どもの難聴についてお話しします。

●子どもの難聴は生まれつき?
もちろんすべての難聴が生まれつきというわけではありません。
しかし、毎年1000人に1人の割合で両耳に難聴がある赤ちゃんが見つかると言われるほど、難聴は生まれつきの障害として起こりやすいと言われています。
このため、新生児は、生後1ヶ月以内に聴覚のスクリーニング検査を受けることが勧められています。

●どうして早期発見がいいの?
一般的に生後2~3歳頃までは、言語やコミュニケーション能力が急速に発達する重要な時期とされています。
そのため、難聴の発見が遅れてしまうと、ことばの獲得が困難になり、こうした能力の発達が遅れてしまうことにつながります。
逆に、それぞれの子どもの症状に合った適切な治療を早い段階から始めれば、聴こえに特に問題のない子どもと同じ程度のコミュニケーション能力を身につけることも可能であると言われています。

●生まれつきでない場合、難聴発見のタイミングは?
新生児の聴覚スクリーニング検査で異常がなくても遅れて症状が出るケースもあります。その場合は、多くの子どもが言葉を話し始める1歳6か月、言葉を習得する3歳に行われる健診が、聞こえの確認をする上では重要なタイミングになります。

お子様の聞こえには常に気を配るようにしてくださいね。
大きな音がしても反応がない、周りの子どもより話す言葉の数が少ないなど気になることがあれば、健診を待たずに、すぐにかかりつけの耳鼻咽喉科のお医者さんへ相談するようにしましょう。

参考:
●日本耳鼻咽喉科学会HP
http://www.jibika.or.jp/owned/hwel/news/014/

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