【動画】補聴器が目指すところとは?「スピーチオージオグラム」の見方

補聴器装用下で行う「語音明瞭度測定(スピーチオージオグラム)」測定の流れとポイントを解説する動画です

  1. 測定準備
    日本語の単音節語リストを用意し、ヘッドホンまたはスピーカー音場で再生できるように設定。音圧レベルは低めから高めまで段階的に調整します。
  2. 正答率の記録
    被験者に提示された各語音を聞き取り、その正しく聞き取れた割合(%)を各音圧レベルで記録します。
  3. 明瞭度曲線の作成
    横軸に提示音圧(dB SPL)、縦軸に正答率をプロットし、データ点を滑らかにつなげて「明瞭度曲線」を描画します。
  4. 曲線の読み取り
    曲線の立ち上がり具合で聞き取りやすさの変化を評価し、ピーク後に語音明瞭度が低下する「ロールオーバー現象」の有無を確認します。
  5. フィッティングへの応用
    得られた曲線形状を基に、増幅量や出力レベルを最適化。数値データを参照しながら、精度の高い補聴器設定を行います。

補聴器フィッティングの客観的評価にぜひご活用ください。

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