【動画】鼓膜がないと音は聞こえない?

鼓膜がなかったら音は聞こえない?そんな素朴な疑問からスタートし、耳の仕組み、特に中耳(伝音系)の役割について解説しています。音はどこで感じているのか、鼓膜や耳小骨がどんな働きをしているのか、そして「インピーダンス整合」とは何なのか…。聴覚に関する基本的な仕組みを語っています。耳の不調や難聴について考えるきっかけとして、ぜひご覧ください。

要約
この動画では、「鼓膜がなかったら音は聞こえないのか?」という疑問を出発点に、中耳(伝音系)の働きについて解説しています。音は鼓膜で感じているのではなく、耳の奥にある蝸牛で感じており、鼓膜や耳小骨は音を伝えるための装置にすぎません。これらがなくても音はある程度聞こえますが、かなり大きな音でないと聞き取りにくくなります。
伝音系の主な役割は、音を増幅することと「インピーダンス整合」を行うことです。耳小骨のてこの原理や鼓膜と前庭窓の面積差によって、音は約22倍(デシベルで約26~27dB)に増幅されます。さらに、空気から液体への音の伝達効率を上げるインピーダンス整合によって、聞こえの質が高められています。

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